「究極の円カット理論」とは・・・ 元来、頭蓋骨の形は男性、女性ともに卵型だと言われています。この形は、バランスのとれたものであり、何よりも球体はもっとも壊れにくい形です。それは、人間にとって一番大事な脳を守るという場所ですから球体になっていると思われます。十人十色で多少の形の差がありますが、ほとんどの方は、卵型の球体になっています。
そして、その上に髪の毛がツムジを中心に螺旋状に渦を巻いて生えています。このツムジの流れを宇宙に例えると銀河系の1点を中心に渦巻いて成り立っている形と似ています。このような頭の形やツムジの流れに沿って私達が日々ヘアカットする事が、自然に逆らわない最高のカット技法ではないかと思います。
そして、次に一人一人の髪の毛の流れやクセまた顔の形、背の高さ等細かい部分を考慮しながら、基本のカットスタイルを組み合わせて似合わせのヘアスタイルを作り上げていきます。 また、究極の円カット技法においては、男女関係なく、頭の形に沿って切っていく事が全ての基本になっています。ですから、あえて男女分けてカット技法を変える事無く、同じ方法に則ってカットしていきます。
もう一つ大事な点は、ゴールデンポイント(G,P)の位置です。従来のカットの考え方は、ツムジの位置イコールG,Pと考えられていましたが、ツムジの位置は人それぞれによって変わります。2つのツムジが有る人もいます。ですから、ツムジを中心にカットをすると頭の中心点がずれてしまうので、前後、左右の長さが変わってくると思われます。
そこで当カットスクールでは、ツムジに関係なく、前後、左右どこから見ても頭のど真ん中の中心点をG,Pと決めて、そこを中心にラウンドスライスを取り、全てG,Pから放射状に毛束を引いて回りながらカットしていきます。すると、前後、左右の長さが正確に完璧に切られ、尚且つ全体的に角が無く丸くきれいに繋がり、ソフトでゴージャスなシルエットに仕上がります。
この様に基本のカットを踏まえた上で、ベーシックの12スタイル(円形のスタイル、四角形のスタイル、三角形のスタイル、逆三角形のスタイル等)を組み合わせて、アシンメトリースタイルや、ディスコネクションスタイルなどの応用スタイルを作り上げ、ニューヘアーラインを作成していきます。また最も大切なのがバランス理論で有り、スータブリティー(似合わせ)の理論が一番大事になってきます。
そこで、この様なカット技術を正確に完璧に切る為の道具として、当カットスクールが考案、開発したオリジナルの(実用新案特許製品)シザーを紹介したいと思います。 従来のシザーですと直線を切るのは簡単ですが、丸いライン(曲線)を作るのは大変難しいと思います。ラウンド(円)カットシザーは、曲線も簡単に作れて、直線もパーフェクトに切れるように工夫され、シザーを裏、表と持ち替え左利きの人にも使えるリバーシブルシザーになっています。
また、手の延長戦としてシザーを持つ事が出来、親指や手首を曲げずに負担無く持てるので、腱鞘炎等にもなりにくい誰でも使い易いシザーになっています。
この様に、私共のカット技法は、技術と道具(シザー)が一体となった新しい発想の21世紀の「究極の円カット」技法です。 これからの時代は、知識から知恵の時代へ移行していくと言われています。
このカット技法を新しい世紀への“ニューベーシックカット技法”として、日本から世界へと広めて行きたいと思っています。
「究極の円カット哲学」とは・・・ 究極のヘアカットとは、誰にでも似合うヘアスタイルを作れる事だと思います。 また究極のヘアカットとは、自然の法則に則ったカット技法だと考えます。
私共のカット理論で作られたヘアスタイルは、風が吹いても崩れにくくスタイルの持ちも良い、何よりもラウンド(円)カット技法で切られたスタイルは、フォワードシェープ、リバースシェープどちらに梳かしてもリバーシブルなヘアスタイルを作ることが出来ます。
そこで、自然の法則とは何かと考えますと、森羅万象、万物共通の形は、円すなわち球体であると思います。たとえば、私達が住んでいる地球、そして月、太陽とほとんどの星の形が丸い球体となっています。
また植物においては、すいか、みかん、りんご、梨、ブドウ等丸い球体になっています。そして人工的に作られたサッカーボール、テニスボール、野球のボール、ゴルフボール、自動車のタイヤ、自転車のタイヤ等ほとんどが丸い球体で作られています。それは、全ての衝撃に対して頑丈であり、尚且つ壊れにくいという自然の法則に則った形が、円であり球体の形だと思われます。
また新幹線の1両目の形が丸い卵形になっています。最近の形はもっと細長い卵形の流線型になっています。この事と反対に通勤電車のような1両目が四角い平面になっていますと、風の抵抗を直接に受けスピードも鈍ってしまいます。自然の法則に逆らわずに走ればスピードも落とさずに目的地に最速で着くことが出来ると思います。
その事を、言い換えれば、自然の法則に則るという事は、損をしないということで有り、逆を言えば得をするという事です。 以上のような内容が私共の「究極の円カット」のコンセプトで有り柱になっています。
2015年1月23日
オーバルラウンド(円)カットスクール (代表 小林幸博)
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